お皿の上にも季節感を・・・
お盆休みはいかがお過ごしでしたか?昨年に比べるとホントに夏らしく、季節を満喫された方も多いかと思います。
盆があけた市場の様子ですが、一向に落ち着く気配のない気温とは正反対にますます秋の雰囲気に包まれてきました。果物も桃から関東産の幸水なし、ぶどう類も小粒のデラウエアから大粒の巨峰が幅を利かせ、赤や緑と色も豊富になってきました。そこかしこに山のように詰まれる松茸の数々・・・また、違うほうへ目を移せば、いが栗にすすき、稲穂に柿の葉・栗の葉・赤もみじまで。実はこれらもウチの大切な商品なのです。
はて、そんなものまで八百屋さんで扱うのと思われるでしょうが、先にあげた品々はもちろん食べるわけではなく、お膳の上や盛り付けられたお皿の上で季節感を演出するお手伝いをします。総じて『掻敷(皆敷)』と呼ばれています。笹の葉や蓮の葉などの大きな葉は皿の上に敷き、その上に料理を盛り付けます。もみじや南天などの小さな葉は盛り付けた料理の上に控えめに乗せます。花物は盛り付けに使えば季節感にプラスして華やかさを盛り上げ、桜や梅などの枝ものは紙で結んだ箸置きに差し込んだりして使います。
産地としては徳島県や愛知県で盛んに栽培されています。特に徳島県の上勝町では高齢者でも栽培しやすいとの理由から町をあげて生産に取り組み、全国的に注目されています。
また、近頃では彩りだけではなく、食べることを前提とした花、『エディブルフラワー』(食用花)も数多く栽培されています。こちらはパンジーやコスモス、アスターなど鮮やかで彩り豊かなものもたくさんあります。こちらは『掻敷』に比べ手に入りやすいと思います。ビタミンも豊富とのこと、ぜひお試しあれ。
あくまでもメインは食材なのですが、華やかさや彩りをプラスして料理を目でも楽しんでいただくためには欠かせないものだと思います。
左)栗の葉 右)青もみじ
青い葉ばかりですみません・・・

