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『蓮根の話』

 少し足踏みをしていた桜も雨で水を含み、その後の暖かさで一気に咲き誇りました。配達の途中のオフィス街ではまだ着慣れない真新しいスーツと履き慣れてなさそうな靴を履いた研修中の新入社員を多く見かけました。これもまた春の光景のひとつですね。

 私にとって春の到来は二つありまして、ひとつはプロ野球の開幕、そしてもうひとつは今や国民病とも言える春を憂鬱な季節に変えるあれです・・・ まあ、『花粉症』のことなんですが、これとタイトルの『蓮根』、いったい何の関係があるやら。きっとわかる人にはわかるかも・・・

 そんなわけで今日は『蓮根』の話。

~『蓮根』と『花粉症』~

 本当なら冬場にご紹介すべきこの『蓮根』、某テレビ番組で『花粉症』に効果があると放送されました。炎症を抑える効果があるんだとか。以前にもそんな噂は聞いていたんですけど、どう考えても青臭そうで・・・『花粉症暦20年』の私ですが、実際鼻の中につけるとなると抵抗がありました。

 その方法は『れんこん 花粉症』で検索いただければ詳しく出てくるかと思いますので割愛しますが、要は

”蓮根汁を鼻に塗る”。ってことですね。

 蓮根汁をGetしたものの、『花粉症』って奴は所かまわず襲ってくるため、蓮根汁を持ち歩かねばなりません。そこで渋谷の某有名雑貨店へあるものを探しにいきました。さすが困ったときの東○ハ○ズ・・・bin

 んでもって、それがこいつです。スポイト付きの瓶、GETです。これに蓮根汁を入れて持ち歩いてました。「ました」って過去形なのは、症状の軽い時期は結構効果あったようなのですが、三月中旬以降、症状が本格化すると効いているのかどうかわからなくなってきたのです。それにさすがに生もの、

一週間ほど経つと粘りが出てきて使うのが怖くなってきたってのもありますが・・・

~太いのと細いの~ 

 さてさて、ここからが本題。八百屋らしいつぶやきを・・・

まずはこの写真見てください。renkon shinhasu

どちらも『蓮根』ですが形の違いわかりますか?大きさの比較をするにはあまり適した写真ではありませんが形状の違いはご理解いただけると思います。

 左側の太く短い物は中国から渡来した物、右側の細長い形状が在来種になります。現在では病気に強い左側の中国種の栽培が主流です。私自身、在来種の物を目にするのは初夏に『新蓮根』としてわずかに出回る時期のみです。

 やはりもっとも出回る時期はおせち料理に向けた11月以降で収穫も水の中に腰まで浸かるというかなり厳しい環境での収穫になります。食用にするのは日本と中国だけで、食用の野菜としての一面もある中で、仏教との関わりも深い植物のため、その歴史は長きに渡ります。

 あくが強いため色が変色しがちです。そのため、出荷時に色を抜くこともあるようです。店頭でも変色していない物が好まれますが、多くの場合は品質には問題ないことが多いのです。栽培時の気象条件や収穫時の状況により変色の仕方が違うというデリケートな一面を持った野菜でもあります。

 『蓮根』を召し上がる際に穴の数を数えてみてください。周囲にあいている穴の数は何故か奇数なのです。この話を聞いてからたまに穴を確認してから食べるようにしています。ほんとにたまにです、って言うか、食べてから「あ、数えりゃよかった」と後悔することの方が多いですね。(笑)

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